新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、世界各地でロックダウン(都市封鎖)が行われている。インド全土でも今月25日から21日の封鎖措置が始まったが、13億人への外出禁止の徹底は難しく違反者を取り締まる警察も24時間体制で市民の監視にあたっている。そんななかインド東部タミル・ナードゥ州の街頭に立つ警察官のユニークなヘルメットが話題になっている。『ANI』『The Economic Times』などが伝えた。
タミル・ナードゥ州チェンナイ在住のアーティスト、ガウサムさん(Gowtham)と警察官のコラボで誕生した“新型コロナウイルスヘルメット”なるものが注目されている。
「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を深刻に受け止めて欲しい、そして家に留まることがいかに大切なことかを伝えたい…。」
そんな思いが込められた“新型コロナウイルスヘルメット”は、ガウサムさんが紙と壊れたヘルメットを利用して製作した。
“コロナウイルス”は、球形で周囲に先端が丸くなったスパイク状のとげがあり、太陽の“コロナ”のように見えることから命名されているが、このヘルメットはその不気味なウイルスを模したもので、遠くからでもかなり目立つ。ガウサムさんはこのヘルメットのほかにも、外出禁止令の大切さ訴えるスローガンを書いたプラカードを作成しており、