コールドプレイの代表曲『A Sky Full Of Stars』のアコースティックギター・バージョンから始まった。
「この曲を初めてバンドのメンバーに披露した時、ドラマーのウィルが“まあ、良いんじゃない”と言ったのが理解できると思う。だって、実際に良くなかったから。」
次に視聴者から続々と届いているリクエスト曲を読み上げた。
「トラブル! ビバ・ラ・ビダ! どんどん来るなあ。新曲があるんだけど、言っちゃいけないんだ。」
そしてリクエストが多かったコールドプレイの初期代表作『Trouble(トラブル)』と『Viva La Vida(美しき生命)』をピアノに合わせて歌った。さらに『Green Eyes(グリーン・アイズ)』をアコースティックギターとともに歌い、視聴者に向けてデビッド・ボウイの『Life On Mars(ライフ・オン・マーズ)』のピアノレッスンも行った。
この配信の間、クリスは世界中のフォロワーに温かなメッセージを贈り、このように呼びかけた。
「僕達はみんな、ひとつのファミリーだよ。誰もが皆のために祈ってる。そう願うよ。」
ラストには『0(Fly On)』をピアノに合わせて歌い、配信を終了した。
ライブ配信が終わった後も、世界中のファン達からこのようなメッセージが続々と届いている。
「誰もがパニックになって恐れている時、彼が歌で癒してくれた。こんな素晴らしいことができるのは、クリス・マーティンだけだ。本当にありがとう。」
「クリス、君はなんて素晴らしい人なんだ。励ましてくれてありがとう。素晴らしい日になったよ。やはり、コールドプレイは僕のお気に入りのバンドだ。今のクレイジーな時期に、ファンを気遣う君の深慮深さは驚くべきことだよ。皆様の安全を祈ります。ドイツから、ありがとう。」
「ありがとう、クリス。この時期に世界のあちこちで待機している人達に話をして、特別な歌を歌ってくれた。これって本当に特別なことで、感謝しています。本当にありがとう。」
なお現地時間17日には、クリスの友人であるミュージシャンのジョン・レジェンドが「Solidarity Sessions : Together, At Home」の第2弾となるライブ配信を行った。クリスはジョンがライブ配信をする前日、「演奏するのに花火を必要としない、本物のピアノプレイヤーを見ることができるよ」と伝えていた。
画像は『Coldplay 2020年3月16日付Instagram「#TogetherAtHome Chris played a mini gig at home earlier today on IG Live.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)