海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】亡き息子の心臓を移植された男性からのサプライズに、父が感極まる(米)<動画あり>

カメラに向かって精一杯の笑顔を見せている。テディベアが着ている青いシャツには「誰よりも最高の父さん(Best Dad Ever)」と書かれており、ジョンさんは早速ボタンを押すとダコタさんの心臓の鼓動に耳を傾けた。様々な思いが交錯したのだろう。ジョンさんは目を閉じてその音に聞き入るのだった。

ジョンさんはロバートさんの粋な計らいについて、次のように語っている。

「ぬいぐるみを抱いた時、私の心は喜びで満たされたのです。息子の心臓の鼓動を再び聞くことができるなんて思いもしなかったのですから…。事故の後、私はダコタのそばを片時も離れず、毎晩彼に寄り添い、胸に耳を当てて心臓の音を聞いていたのです。そしてまたこうやって息子の鼓動を聞くことができて、ボブ(ロバートさん)には本当に感謝しています。」

ダコタさんは1年前、乗用車の助手席に乗っていて事故に遭い帰らぬ人となった。ジョンさんは臓器移植が行われた日のことを、このように語っている。

「『時間です』と言われてね。ダコタはベッドに寝かされたまま病室を出て、私たち家族はその後に続きました。そして突きあたりを曲がると、医師、看護師、スタッフらが廊下の両サイドに並んでいたのです。臓器ドナーに敬意を示す“最期の見送り”をするためでした。私たちはその間をゆっくりと歩き、ダコタに最期の別れを告げると手術室に送り出したのです。」

ダコタさんから摘出された心臓はロバートさんへと移植され、約1年を経て2つの家族が繋がった。ジョンさんは「ボブとは近々、初めて会う予定です」と嬉しそうに語り、こう続けた。

「ダコタを失った悲しみは計り知れません。でもダコタの心臓がボブの中で生き続けていると思うだけで、力が湧いてきます。ボブと私は家族なのです。」

「臓器移植はドナーも、そして受容者も救われる“命の贈り物”です。私たちのストーリーを多くの人にシェアしてもらい、臓器移植の重要性を知ってもらえればと思います。」

画像は『InspireMore.com 2020年2月13日付「Dad Breaks Down When He Gets Powerful Gift From Stranger Who Received His Son’s Heart.」(Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

16歳で亡くなったダコタさん(画像は『InspireMore.com 2020年2月13日付「Dad Breaks Down When He Gets Powerful Gift From Stranger Who Received His Son’s Heart.」(Facebook)』のスクリーンショット)

1 2