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writer : ac

【海外発!Breaking News】ヘロイン過剰摂取の写真が拡散した母 「息子のために」薬物を断ち3年経った心境語る(米)

今から13年も前のことだった。ブドウ球菌感染症を患ったエリカさんは、医師に処方された鎮痛剤の有効期限が切れると路地裏などでオピオイド鎮痛剤(医療用麻薬)を購入して使用し続けた。まだ15歳だったが、そのうちより強い薬を求めるようになり、19歳になる頃にはヘロインに手を出した。その後ヘロイン購入のため盗みまで働くようになったエリカさんは、21歳になると薬物依存でリハビリ施設への入退所を繰り返すようになった。そして2016年10月22日、25歳の時にヘロインの過剰摂取で意識不明に陥ったのだった。

エリカさんは現在、薬物やアルコール依存者のためのミーティング「Celebrate Recovery」に週3回ほど参加しており、薬物を断つ動機となったパーカー君のことをこのように語っている。

「3年前の私は一日に4回はヘロインを摂取し、いつもぼんやりしていました。母親としてパーカーと遊んだことも気遣ってあげたこともないばかりか、ドラッグディーラーのもとに連れて行ったことさえありました。拘留されていた時にパーカーが面会にやってきたのですが、息子は私の膝に座ろうともしなかったのです。パーカーは私が誰なのかも、どう振舞っていいのかもわからず困惑していました。私はパーカーの1歳の誕生日も、初めての感謝祭も、最初の一歩を歩いた時もそばにいてあげることができませんでした。そしてパーカーのためにドラッグを断とうと心の底から思ったのです。」

「薬物を断ってやり直した今の私に、パーカーはべったりくっついて離れません。私を頼りにしているパーカーを裏切ることなどできません。パーカーがいてくれるから私も頑張ることができるのです。」

「3年前の写真は今見ても辛いです。当時は恥ずかしさと屈辱感でいっぱいでした。でも落ちるところまで落ちたことで、自分を奮い立たせることができたのです。あの写真がなかったら今の私はいないでしょう。」

画像は『Inside Edition 2019年10月31日付「Mom Behind Viral Heroin Overdose Photo Celebrates 3 Years of Sobriety」(Ali Elizabeth Photography/Keywords Co)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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