キャティア・ラベロ(Catia Rabelo、35歳)という女に引き渡している。しかも共謀者の15歳少年はキャティアの息子だった。
この殺害計画はキャティアが企てたもののようで、彼女は金探鉱者で裕福な男性と付き合っていたが、どうしても彼と結婚したかったために妊娠を偽造したのだった。そのため本物の赤ちゃんが必要となり、自分の息子と妊娠中のファビアナさんの妹に殺害を依頼したものとみられている。
ファビアナさんの妹と少年は2人を殺害した罪で起訴され、未成年犯罪者の収容施設で精神鑑定を受ける予定という。一方でキャティアは事件発覚後に逃走するも、今月23日には警察の追跡により逮捕されている。
今回の猟奇的な事件について、地元警察のレイザローマ・カルヴァーリョ署長(Leisaloma Carvalho)は「様々な事件を対応して慣れているはずの警察官も、この事件については大きな衝撃を受けました」と述べている。
ファビアナさんの妹は、犯行に及んだ動機について「姉の夫に性的暴行を受け、姉からも虐待を受けていた。復讐のためにやった」と話しているが、警察では彼女の供述を全面的に信じることはなかったようだ。
なおファビアナさんのお腹から奪われた胎児は、体重が3.9ポンド(1770グラム)ほどの男の赤ちゃんでキャティアの息子が世話をしていた。事件発覚後は地元のポルト・ベース・オールド病院(Porto Base Old Hospital)へと移され、健康面に問題はないもののケアを受けているとのことだ。
画像は『New York Post 2019年10月29日付「Brazilian ‘womb raider’ kills pregnant sister, cuts out baby to give to another woman」(FocusOn News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)