このほどアメリカから、年老いた父親を虐待した男が逮捕されたという一報が届いた。この息子は身体が不自由な父親を蹴って転ばせたり、歩行器を奪って外を這いつくばらせるなど日頃から非人道的な扱いをしていたという。『Metro』『whotv.com』などが伝えている。
米アイオワ州ポーク郡アンケニーで、89歳の父親と一緒に暮らすダグラス・マイヤー(Douglas Maier、60)の自宅に今月14日、ポーク郡保安官代理が虐待の捜査のために訪れた。捜査はダグラスの父親であるアルバート・マイヤーさん(Albert Maier)が肋骨を骨折し、病院を受診したことがきっかけとなり行われたようだ。
この捜査によって、父親に対するダグラスの信じられない虐待行為が次々と明らかとなり、アルバートさんからの訴えによって今月16日にダグラスは逮捕された。
アルバートさんの供述によると、足が不自由なため歩行器を利用していたが、その歩行器をダグラスに取り上げられ、両手両膝で家の周りを這いつくばるように強いられていたそうだ。ダグラスはアルバートさんのその姿を見て「面白いと思って指を踏みつけた」という。
それだけではなく、歩行器で歩いていると突然「邪魔だ!」と言われてダグラスに蹴られ、倒れたことも幾度となくあったようだ。そのためアルバートさんは身体の至るところに痣があり、