夏の時期、エアコンを止めた車内にペットや子供を置き去りにする危険性はほとんどの人が知るところだろう。しかしアメリカで、パトカー車内に待機させられていた警察犬が暑い車内の中で絶命してしまったという。警察では、熱疲労による悲劇的な事故と声明を出している。『ABC Action News』『New York Post』などが伝えた。
米カリフォルニア州ロングビーチ警察の公式Facebookが先月23日、“オジー”という名の警察犬が亡くなったことを伝えた。
オジーは先月14日午後3時40分頃、待機していたK9(警察犬)用車両の中でハンドラーによって死亡が確認された。
米動物愛護協会(The Humane Society of The United States)によると暑い時期は車内温度が急激に上昇すると言い、外気温が27度ほどの場合、車内温度は10分以内で37度まで上昇するそうだ。
オジーが亡くなった日、ロングビーチの最高気温は約32度を記録しており、車内は10分後に40度以上になったとみられている。後に獣医によって、オジーの死因は暑さによるものと判明した。
今回のことで同署は、次のように声明を発表している。
「オジーの死は、意図的に起こったものではありません。我々はこれを不運な事故と捉えています。また今後は同様の事態が起こらないように、必要な措置は全て講じていく所存です。」
同署の広報を担当するアランチャ・チャバリア巡査(Arantxa Chavarria)の説明によると、通常の警察車両には安全装置が設置されており、