先月中旬、米アラスカ州の国際空港の保安検査で搭乗客の手荷物の中に“大きな有機物の塊”が発見された。爆発物の可能性もあるとして運輸保安庁(TSA)職員により検査が行われたが、手荷物の中に入っていたのはヘラジカ(ムース)の糞であったことから「そんなものも持ち込めるのか!」と話題になっている。
安全な運航のため、飛行機に搭乗する前には誰もが保安検査を通過しなければならない。液体物をジッパー付透明ビニール袋に入れなければならないなど様々なルールがあるが、時には意外なものを持ち込む搭乗客もいるようだ。
今月15日にアラスカ州ジュノー国際空港で保安検査を受けた乗客が持ち込んだのはヘラジカ(ムース)の糞で、持ち主の男性は「自分で糞を収集した。これを使ってとんでもない政策を掲げる政治家たちをギャフンと言わせたい」と話していたという。
TSAでは機内への糞の持ち込みを禁じてはおらず、男性はお咎めを受けることもなくその場から解放されていたが、その時の写真がTSAスポークスマンのリサ・ファーブスタインさんによりTwitterに投稿されると瞬く間に拡散した。検査をする職員はビニール手袋をはめ、茶色い繭のような糞をつまみ上げており「TSAは動物の糞の持ち込みを禁じてはいませんが、航空会社には事前に確認することをお勧めします。こんなものを置いていかれたら臭くてたまらないですからね」とツイートしている。
地元紙『Anchorage Daily News』では、