NGT48が従来のチーム制度をやめて新たに再スタートを切るという。チーム制解体に向けて4月21日に新潟・NGT48劇場でチームG『逆上がり』千秋楽公演が行われ、昨年暴行被害に遭ったチームG副キャプテン・山口真帆も久々のステージに立った。彼女が公演の最後にグループからの卒業を発表して読み上げたメッセージは、NHKニュースも取り上げるほど世間の関心を集めている。
山口真帆は昨年12月、自宅マンションに押しかけた男性2人から顔を掴まれるなどの暴行を受けた。2人は新潟県警に逮捕されたが12月末には不起訴となり釈放され、この件は公にならなかった。
山口が今年の1月8日にSHOWROOMおよびTwitterで暴行被害に遭ったことを告発して明るみに出たが、彼女はその際に事件を巡る運営側(AKS)の対応が適切でなかったことも指摘している。
今回、山口真帆は卒業発表とともに「今日はちゃんと紙に書いてきたので、皆さんへ今まで黙っていた思いを言いたい」と読み上げたメッセージのなかで次のように訴えた。
「社長には『不起訴になったことで事件じゃないということだ』と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけです。何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。」
「目をそらしてはいけない問題に対して『そらさないなら辞めろ。新生NGT48を始められない』というのが、このグループの答えでした。だけどこの環境を変えなければまた同じことが繰り返されると思い、今日までずっと耐えて最善を尽くしましたが、私にできたことはほんのわずかなことでした。」
「私には人の命より大切なものが何か分かりません。大切な仲間たちが安全にアイドルをできる毎日になってほしいと心から願っています。」
最初に暴行被害を告発した時、AKSによる「第三者委員会による調査報告」の会見に対して「なんで嘘ばかりつくんでしょうか。本当に悲しい…」とツイートした時、