writer : tinsight-takazawa

改元は寂しくも楽しみたい「平成世代」と冷静な「昭和世代」 まち選びでは「平成世代」は“職住近接”重視、ブランド志向も

いよいよ「平成」も残すところ約50日となった。そこで5月1日の改元を前に、「平成世代」と「昭和世代」の“暮らし”に関する意識調査が実施され、その結果がこのたび発表された。10代・20代の「平成世代」と30代・40代・50代の「昭和世代」では、どのような違いがあるのか。また改元に対する“思い”にも顕著な差があることが判明した。

この「平成世代と昭和世代の暮らし意識調査」は、「UR賃貸住宅」を手がけるUR都市機構が今年2月に実施したもの。16~59歳の男女1,000人(内訳は10~50代の各年代ごとに男性100名・女性100名)を対象に調査した。

まず「あなたは都会と田舎どちらに住みたいですか?」と聞いたところ、平成・昭和の両世代とも最多は「どちらかと言えば都会」となり、「都会」を選択した人も含めると、平成世代では56.8%、昭和世代では 55.2%といずれも“都会派”が過半数を超えた。その一方で「田舎」または「どちらかと言えば田舎」を選んだ“田舎派”は38.5%の平成世代の方が、35.8%の昭和世代よりも若干多いという結果に。平成世代も昭和世代と同程度に田舎を好んでいることが分かった。

あなたは都会と田舎どちらに住みたいですか

次に、自分が住む「まち」を決める際に、何を重視するか質問した。トップには、平成世代(58.0%)、昭和世代(62.5%)とも、「買い物環境の充実」が選ばれた。平成世代では、これと同率で「職場・学校の近く」も最多となっており、昭和世代の41.3%に比べて「職住近接」を重視する傾向が見られる。他に世代で差があるのは「友人の近く」(14.5%)、「まちのブランド」(11.5%)が平成世代では多く、自分が住むまち・コミュニティに根差した生活を希望し、ブランド重視の傾向もうかがえる。一方で昭和世代は「医療サービスの充実」(43.3%)が、平成世代(26.8%)に大きく差をつけた。

あなたは、自分が住む「まち」を決める場合、どんな点を重視しますか

続けて、自分が住む「住宅」を決める際に、何を重視するか質問したところ、

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