スリル満点の絶叫マシンから定番のメリーゴーランドやティーカップまで大人も子供も楽しめる北関東最大級の遊園地「那須ハイランドパーク」(栃木県那須郡那須町)。オープン40周年の今年を「革命の1年」と銘打って意気込んでいる那須ハイランドパークでは、遊園地でおなじみの「観覧車」と「スカイサイクル」をリノベーションし、なんと“世界初”のアトラクションにバージョンアップさせたという。“世界初”と聞けばいかねばならない。記者はこの“世界初”アトラクションオープン初日の3月20日に同所を取材した。この日はちょうどアメリカから来日したサーカス団も公演初日を迎え、遊園地内の広場に集まった来場者を沸かせた。
那須ハイランドパークでひときわ目立つのが大観覧車だ。てっぺんはちょうどスカイツリーと同じぐらいの高さで、実際に乗ってみると遊園地内はもちろんのこと雪が残った山々などの景色も一望できる。その観覧車を「床面が抜けたら怖いだろうな」という高所恐怖症の人が聞いたら想像しただけでめまいを起こしそうな発想からゴンドラ2基をリノベーションしたのが「Dark Box(ダークボックス)」だ。当然であるが、本当に床面を外すわけにはいかないので、世界初の試みとして床に液晶ディスプレイを埋め込み、1周約9分間、ゴンドラの進行に合わせて映像や音楽で“密室”を演出する。ちなみに窓は覆われていてゴンドラ内は真っ暗なので、それが不安を一層あおる。こちらも乗ってみたが、ゴンドラが上昇してくると、床にひびが! この後どうなるのかは乗ってみてのお楽しみ。ひとつ言えるのは「なるほど世界初! やりおるな」の9分間であったということだ。
そしてもうひとつの世界初アトラクションが、