海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】「最低の銀行強盗」と呼ばれた男 ヘアブラシを銃に見せかけ銀行襲うも「失せろ!」一喝で退散(英)

断固として現金を渡すことを拒否。ある女性職員がコールに「失せろ!」と一喝すると、コールはそのまま引き下がり逃走した。しかし23日のプレスコットにあるスコットランド王立銀行で、コールは犯行に成功した。この時の職員は、コールに怯え恐怖で泣いていたそうだ。だがコールは失敗の経験が多かったためか金の強奪に成功したと思っておらず、犯行後プレスコットの駅のプラットフォームで電車を待っていた時に、ビニール袋に380ポンド(約54,000円)が入っていることに初めて気付いたという。その後、コールは360ポンド(約51,000円)を借金していた人物に返し、20ポンド(約3,000円)を自分の懐へ入れた。

しかしリバプール近辺を回りまわっての強盗劇は、12月7日に終わりを迎えた。逮捕されたコールは警察で容疑を認めたものの、「借金を返し終えるまで強盗を続けるつもりだった。次は(マージーサイド州の)セント・へレンズに行くつもりだった」と、懲りずに発言。このほどリバプール刑事法院の法廷では、クレメント・ゴールドストーン判事によりコールの長年の強盗歴およびそれに関する犯罪歴が明らかとなり、「被告は幸いにも強盗には向いていない」と言われる始末であった。

また判事は「被告が強盗に成功していれば、今回の判決は終身刑の可能性もあった」と述べながらも、コールには8年間の確実な服役と残り4年は条件付き仮釈放という12年の有罪判決を言い渡した。コールは一応反省している様子を見せており、「職員に嫌な思いをさせたのなら悪かった」と口にしていたという。

画像は『St Helens Star 2019年1月22日付「Terence Cole, 61, jailed for bank robbery and attempted robberies」(Merseyside Police)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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