親でありながらなぜこのようなことができるか、そう思わずにはいられないほど残酷な事件が米テキサス州で起こった。浴室に放置され溺死した2歳女児を、両親はその遺体を酸入りのバケツに沈めて隠していたのだ。女児は3日後に、3歳の誕生日を迎えるはずだったという。『KWCH』『KGNS』などが伝えている。
テキサス州ラレドで痛ましい事件が起こった。2月14日の午後1時半頃、アパートに住む5児の母モニカ・ドミンゲズ(37歳)は、2人の子供を浴槽の中でシャワーを出しっ放しにし、そのまま放置した。
溺死したレベッカ・ザバラちゃん(2歳)に気付いたモニカだが救急車を呼ぶこともせず、レベッカちゃんの父親でもあるパートナーのジェラルド・ザバラ・ロレド(32歳)とともに、娘の遺体を約19リットルの酸を入れたバケツに沈め、寝室のクローゼットの中へ隠した。
近隣住民から匿名で「アパートの一室で何か不審な行いをしている者がいるようだ。危険物があるのではないか」という通報を受けたラレド警察は、すぐに現場へ向かった。消防署の協力を得て、万が一のためにとアパートの周囲を立ち入り禁止にし、中に入った。そしてモニカとジェラルドのアパートを家宅捜査したところ、レベッカちゃんの痛ましい姿がバケツの中で発見されたのだ。
レベッカちゃんの遺体は酸により溶けて、警察は部分的にしか遺体を回収することができなかったようだ。ウェブ郡地方検事は「捜査員らが直面した光景は、想像を絶するほどの残酷なものだった」と後に語っている。警察の取り調べに「娘が溺死したのは事故」と主張したモニカだったが、