イギリスでは、児童虐待の罪を犯した者は刑務所で他の受刑者らから激しい暴行を受けると言われている。9月末に北アイルランドで起こった身の毛もよだつ乳児性的暴行事件の続報が、このほど『The Irish Sun』『Daily Record』などで伝えられたが、生まれて間もない乳児に性的暴行を働き逮捕された25歳の男は、収監先の刑務所で別の受刑者に暴行を加えられ、現在は刑務所病院内に移動になったようだ。
9月29日、ベルファストから56kmほど南にある人口2000人の小さな海辺の村アナロングで生後わずか12日の乳児が性的暴行を受ける事件が発生し、地域住民らはおろか全英中が大きなショックを受けた。
加害者の25歳の男は、事件から数時間後に新生児への性的暴行と意図的に重傷を負わせた罪で逮捕され、北部では最も警備レベルの高い刑務所のひとつとされている、リズバーンのマガベリー(Maghaberry)にある刑事収容施設「Bann House(バン・ハウス)」に収監されていた。男は事件内容からみても他の受刑者らに暴行を受ける可能性が高いと考慮され、テロリストや殺人犯、暴行事件を起こしたギャングらから離れた特別な独房に収監され、24時間体制で警備が敷かれていた。
ところが先週末、警備の隙をついて別の受刑者が複数にわたりこの男に殴る蹴るの暴行を加えた。男は刑務所病院へ治療のために搬送され、現在もそこに留まっているという。男に暴行を加えた被収容者は既に優遇措置の対象から外されており、