我が子の1歳の誕生日を祝う目的で訪れたプール遊びが悲劇に変わった。中国の福建省で、母親がプール脇でスマホに夢中になっている間に女児が溺れ、現在も意識不明の状態になっている。『Mirror』などが伝えた。
中国・福建省福州市で7月31日、ウーという女性が娘シャオアイちゃんの1歳の誕生日祝いにとプール施設にやって来た。午後5時頃、ウーさんはシャオアイちゃんに浮き輪をつけてプールで遊ばせていた。プールにはシャオアイちゃん以外にも浮き輪で遊ぶ男児がおり、ウーさんはしばらくこの男児と遊んでいたがやがてプールに背を向けた。
その瞬間、シャオアイちゃんがバランスを崩して逆さま状態になった。浮き輪から体が離れたシャオアイちゃんは、そのまま水中に沈み苦しみもがいた。しかしウーさんは全く気付いておらず、スマホに夢中になり続けた。女児の異常事態に気付いた男児が、女児を助けようとするもうまくいかず背を向けたままのウーさんの気を引こうとしたが、ウーさんは男児に気付くとうるさそうに手で払いのけた。これらの様子は施設内の監視カメラに収められており、ウーさんは男児の必死の仕草にまるで気付かず、スマホを操作している姿が捉えられている。
ようやくウーさんが気付いた時には、シャオアイちゃんは水中に沈んでおり、引き上げられるも息はなく、身体は紫色に変色していた。ウーさんは慌てて胸部圧迫を試したが手ごたえがなく、すぐに福建省病院へと連れて行った。搬送された時点で、シャオアイちゃんは呼吸をしておらず心拍もない状態だったという。
懸命の治療により医師らはなんとか蘇生に成功したが、