南アフリカとジンバブエの国境であるベイトブリッジは、多い時で一日1万9千人ほどが国境を通過する。出入国の管理や外国人の在留手続きなどの事務処理を行う入国管理局は、忙しい中でも厳密な審査を行わなければならないはずだが、あるジンバブエ人が南アフリカの入国管理局で“ながらスマホ”の光景を動画に収め物議を醸している。『The Chronicle』など複数のメディアが伝えている。
海外旅行をすると誰もが通過しなければならない入国管理局は、不法な入国を防ぐためにも厳密な審査が欠かせない。入国審査官はパスポートをチェックした後、入国許可スタンプを押して旅行者らの入国を許可するが、南アフリカのある女性審査官が真剣な眼差しで見つめるのはパスポートでなく“スマホ”だった。
問題の審査官はジンバブエ人からパスポートを受け取るが、パスポートのページをめくりながらもスマホをチェック、スタンプを押してはスマホをチェック。しかもスマホに夢中になりすぎて、同じパスポートに入国許可スタンプを2度押すというありさまだ。
この様子は南アフリカにやってきたジンバブエ人によって撮影され、SNSで一気に拡散した。南アフリカの入国管理局の対応の悪さは有名で、特にジンバブエの人々にとって不満があったことから、今回の動画により彼らの怒りは収まる様子がない。
これを重くみた南アフリカの内務大臣マルシ・ギガバ氏は、