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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】スマホに夢中で2歳児が溺死。31歳母親に実刑判決(英)

幼い子の事故とは大人が目を離したちょっとした隙に起きるもの。転倒、転落、やけど、危険なものの誤飲、道路に飛び出す、そして水際では…。母親がスマホに夢中になっていて乳幼児の事故、という例があまりにも多い近年。このほどイギリスの裁判所はそんな母親に厳しくも実刑判決を言い渡した。

英イーストライディング・オブ・ヨークシャー州のビバリーで起きた幼児の痛ましい溺死事故につき、ハル・クラウン裁判所のジェレミー・リチャードソン判事は「スマホに夢中になっていた」という母親のクレア・バーネット(31)に懲役5年の実刑判決を言い渡した。

昨年3月17日、クレアがスマホでFacebookのチェックに夢中であった中、いつのまにか姿が見えなくなっていたという当時2歳の息子ジョシュア君。捜すと遊び場になっている自宅の庭から続く池で溺れていた。懸命に蘇生を試みたが搬送先の病院で死亡し、息子を亡くしたクレアはその後ノッティンガムに転居していた。

警察は怠慢な育児が原因であると疑ってその後を追い、クレアに事情聴取を行ったところ彼女は言葉を巧みに変えて釈明を繰り返した。しかし2013年8月にはジョシュア君が道路で遊んでいて車にはねられそうになり、「母親がしっかりと見守っていない」との通報が近隣住民から児童福祉事務所に寄せられたこともわかり、クレアは育児放棄ほか4つの罪状にて起訴されていた。

現代の一部のママに見られる、“育児のかたわらでスマホに夢中”という姿。育児やその責任を放棄するつもりなどない優しい母親であったとしても、ひとつ事故が起きれば厳しく断罪されることを忘れてはならないようだ。裁判長が述べた主文は、「あなたにまたいつか赤ちゃんを授かる日が来るとしても、当局はおそらくあなたの手から赤ちゃんを引き離すでしょう。母親には子供の安全を守る重い責任があり、子育てとはそれをしっかりと自覚している人にのみ許されるものなのです」と厳しい内容であった。

※ 画像はtheguardian.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)