障がいを抱えているからこそ将来の自立は大切だと考え、夢を持って料理学校に通うことを楽しみにしていた小人症の男性。しかし一旦、入学を許可した学校側から今になって「安全性においてリスクがある」と断られ、男性はメディアに不満を訴えた。『Metro』などが伝えている。
英ウスターシャー州に住むルイス・メイクピースさん(18歳)は軟骨無形成症を患っており、身長が116.8cmの小人症だ。しかしルイスさんは幼い頃からイタリア料理が好きで、将来はシェフになりたいという夢を持っていた。そして今年の8月16日、同州にある「Heart of Worcestershire College(ハート・オブ・ウスターシャーカレッジ)」でホスピタリティとケータリングのコースを条件付きで入学を許可され、ルイスさんはそこで学ぶことをとても楽しみにしていた。
イタリア人シェフのジーノ・ダカンポの大ファンであるルイスさんは、料理の腕を磨いて将来はケータリング業界で仕事を得ることを夢見ていた。ところがカレッジ側が急遽、受け入れを拒否してきたのだ。ルイスさんがカレッジの上層部に苦情を訴えると、カレッジ側はルイスさんの身長が低すぎることを理由として挙げ、他の14人の生徒らの足元に混乱を招き、安全面においてリスクが生じる可能性があると言及した。障がいを理由に差別と侮辱を受けて入学を断られたことにショックを受けたルイスさんは、このように話している。
「やる気をくじかれた気持ちでいっぱいです。これまで私は自信を持って学校生活を送ってきました。友人もたくさんいたし、障がいは問題になりませんでした。でも、こんなふうに断られたら自信喪失してしまいます。今後、どうやって仕事を見つけて自立していけばいいのかと思うし、障がい者だからという理由で世間から切り離された気持ちになりました。好きなことをさせてもらえないというのは間違っているし、誰にでも公平に機会が与えられるべきではないでしょうか。私には普通にできることも多いのです。他の生徒の邪魔になるし、安全面においてもリスクがあるなどと言われて侮辱されるのは非常に不愉快です。」
ルイスさんの母親ポーリンさん(56歳)もカレッジのコース指導者に掛け合ったところ、