カバは動きが鈍い草食系動物という印象を持たれることもあるが、野生のカバは獰猛で時に人や他の動物を襲うことがある。このほどアフリカのケニアで、中国人観光客がカバに襲われ死亡したという。『The Independent』などが伝えた。
ナイロビ北西部リフト・バレーのナイバシャ湖に近いリゾートホテルのそばで、写真撮影をしていた中国人観光客チャン・ミン・チュアン(66歳)さんが、カバに襲われ命を落とした。
実はその数時間前にも、チャンさんが襲われた場所から3~4km離れた地点で、現地の釣り人がカバに胸を噛まれて死亡した。男性の傷は深く、湖から引き揚げられて数分後に息絶えたという。
8月11日の夜には、別の中国人旅行客のウ・ペン・テさん(62歳)がカバに襲われ、地元の病院へ治療のため搬送されている。
ケニア野生動物局のスポークスマン、ポール・ウドートさんは「カバが観光客を攻撃することは稀です。普通はガイドが観光客を守っていますから」と述べている。しかし現地メディア『The Star』に語った目撃者の話では、襲われたチャンさんはソーパホテル近くで写真を撮っていたが、カバに近寄りすぎたために胸を噛みつかれたようだ。
ナイバシャ湖ボート所有者協会理事長のデイビッド・キロさんは、