夏本番はこれからだというのに、すでに暑い日が続いている。そんなときに子供たちが喜ぶのが“水遊び”だ。夏になると、自宅の庭にビニールプールを設置して、キャッキャッと声をあげながら水遊びをする子供たちを見かけるが、実に楽しそうだ。その水遊びに関する意識調査がこのたび実施されたが、「6人に1人が泳ぐことができない」「小学校に入るまでに泳げるようになる子供は昔に比べて約2倍」など興味深い結果が判明した。
20代~50代の男女1,977名を対象に実施された同調査でまず質問したのは「泳ぐことができるかどうか」。「できる」は82.2%、「できない」は17.8%という結果になった。つまり、成人の約6人に1人が泳げないということになる。さらに「溺れたことがある」は25.6%で、約4人に1人が溺れた経験があるという事実も発覚した。泳げる人よりも溺れた経験がある人の方が多いことから、必ずしも泳げないから溺れてしまった、または溺れて怖い思いをしたから泳げないというわけではないようだ。
続いて泳げる人に「何歳頃から泳げるようになったか」を聞いてみた。すると「6歳」(22.5%)がトップに。泳ぐことができる子を持つ親には「子供が何歳頃から泳げるようになったのか」も聞いてみたところ、こちらでは「5歳」(21.9%)がトップになった。小学校に入る前の5歳までに泳ぐことができるようになった比率を比べてみると、親世代は29.6%に対して、今の子供は56.1%と、親世代に比べて圧倒的に早く泳げるようになっていることが分かる。また、10歳で泳げるようになった人は親世代では10.1%に対して子世代では1.2%、つまり約10分の1という結果からも、泳げる年齢が低年齢化していることが明らかに。これは親世代は自分があまり幼い頃に泳ぐ機会を持たなかったことから、