23日に誕生したウィリアム王子&キャサリン妃の第3子の名前が、英時間27日に“ルイ・アーサー・チャールズ(Louis Arthur Charles)”と発表された。英王室の名付けには大変細かい決まりごとがあると言われているが、名前を選ぶ際の基準などはどうなっているのだろうか。今回はそんな英王室の名付けにちなんだ情報をお伝えしたい。
親から愛しい我が子への“最初の贈り物”となる名前。お腹のなかにいるときからすでに決めている人、実際に赤ちゃんの顔を見てから決める人もいるだろうが、このたび誕生した王子のように赤ちゃんが英王室の一員である場合、名付けに関しては考慮しなければならない様々なポイントがある。
まず大前提として、エリザベス女王の承認が必要であることが挙げられる。『CNN』の王室専門家ケイト・ウィリアムズさんによれば「もちろん最終的には両親が選んだ名前になる」とのことだが、伝統を重んじる英王室では「女王が首を縦に振らなければ、反対を押し切ってまで意見を通そうとするのではなく、両親は再検討を図ることになるはず」と語る。
王室の名付けにおいては「伝統と親しみやすさの絶妙なバランス」が鍵になると明かすのは、ネーミングの専門家で「Siegel + Gale」のグローバルディレクターを務めるクリスチャン・ターナーさんだ。新王子には王位継承第5位の“未来の国王”という重みと、古臭さや傲慢さを感じさせず一般人にも馴染みのある印象を与える名前であること、この2つが叶えられた名前であることが重要だそうだ。こういった点では、長男“ジョージ”、長女“シャーロット”という両名も「大変素晴らしい名付けだった」と述べている。
様々な配慮が必要となるロイヤルベビーの名付け、