病で母を亡くすという辛い経験を乗り越えてきた11歳の少女。しかしこの数年間、父親だけでは行き届かないところをスクールバスの運転手が手助けしている。米ユタ州から心温まるニュースが届いた。『KSLTV.com』『People.com』などが伝えている。
ユタ州アルパインのイザベラ・ピエリちゃん(11歳)は2年前に母親を亡くして以来、父親のフィリップさんと2人で暮らしてきた。フィリップさんは娘の面倒を見てはいるものの仕事のために朝早く家を出ることもあり、学校への準備はイザベラちゃんが自分でほとんどしているという。
フィリップさんはイザベラちゃんの髪をスタイリングすることが苦手で、最初は娘の髪をスポーツ刈りに近いベリーショートに切っていた。髪が伸びてからのイザベラちゃんは、ブラッシングして手早くポニーテールを作り学校へ行っていた。ところがそんな日常に変化が訪れたのは数か月前のことだ。
イザベラちゃんはある日、スクールバスを降りる時にクラスメートの女子児童がバスの運転手であるトレイシー・ディーンさんに三つ編みを直してもらっているのを見た。そこで勇気を出して「自分の髪もセットしてほしい」とトレイシーさんにお願いしたところ、トレイシーさんは快く承諾。それ以降イザベラちゃんは毎日、トレイシーさんに髪をセットしてもらっている。毎朝数人の女子児童の髪をセットしているトレイシーさんは、