キリスト教の教派がオーソドックス(正教会)であるウクライナでは来月8日に復活祭(イースター)を迎えるが、当日は教会や町のいたるところに卵の殻を色鮮やかに装飾した“プィーサンカ”が飾られる。この時期になると卵の取引が盛んになってくるが、このほど養鶏場で働く男が110個もの卵を盗んで逮捕された。その男の突拍子もない手口がネット上で話題になっている。地元メディア『УНІАН』などが伝えた。
ウクライナのポルタヴァ州警察が、今月21日に公式サイトで発表した卵泥棒の事件が世間を騒がせている。『English Russhia』によると、同州のクレメンチュークにある養鶏場で働く35歳の男が職場から毎日110個の卵を盗んでいたというのだ。
逮捕当日、養鶏場の警備員が男の行動に不審を抱き確認したところ、盗みが発覚し地元クレメンチューク警察へと男は引き渡された。110個ともなると仮に10個入り1パックとして、11パックになりかさ張るものだが、男は逮捕されるまで誰にも気づかれることなく盗み続けていたようだ。
それは男が着用していたお手製のジャケットに秘密があった。内側に卵サイズの小さなポケットが無数に縫い付けてあり、全部で110個の卵を収納できるようになっていた。着用時にはジャケットの表面は丸みを帯びた卵のおかげでダウンジャケットでも着ているかのように見えたことだろう。
この卵泥棒のジャケットを知った人達からは、