人気ミュージシャンのほとんどが「何度受賞しても嬉しい」「こんなに名誉なことはない」と望むのは、おそらくグラミー賞であろう。しかし、アメリカ人歌姫マライア・キャリーほどの大ベテランになると、「賞? もう別に要らないわね」というのが本音…?
このほどマライア・キャリーがグラミー賞に言及、『V』誌に対して以下のような本音を語りファンを驚かせた。
「正直に言っちゃうと、(グラミー賞のことなんて)どうだって良いと思っているの。」
「音楽業界では、グラミー賞を狙おうと思うのならある期限を守って(楽曲を)発表しなきゃならない。夏にはシングルを発表でしょ。それからグラミー賞授賞式の締めきりまでに、アルバムも出さなきゃならない。(その期限も)変わったし。」
「私は、もう5回もグラミー賞をもらったの。キュートなことよね。でも芸歴が私の半分なのに、2倍もグラミー賞を貰った人もいる。」
「私はデビューした年にグラミー賞を2つゲットしたの。でもその後、(グラミー賞は)こんな感じになったのよ。『アルバムを大量に売り上げている人気アーティスト達じゃなく、その逆のアーティスト達に賞を与える方向にするつもりだ』ってね。」
「だからって、別に苦々しい気もしなかったわ。でもこんな気分だった。『ステージで裸足になって歌ったりしない。特定のやり方にそう気はない、私は私よ』ってね。」
また今もマライアは音楽を愛し、特にソングライターとしての立場を大事に思っているという。
「そうよ。自分のことは、ソングライターだって考えているの。それから歌手ね。(曲作りが)一番好きなの。」
「でも女性の場合、ギターをかき鳴らしたりピアノを演奏しないと、(ソングライターとしては)信用されないものだから。」