大晦日のニューヨークは最低気温が－12.7度を記録し、毎年恒例の年越しライブ『Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve』は「史上2番目に寒い大晦日イベント」となった。そんな中「2016年のリベンジなるか？」と大きな注目を浴びていたマライア・キャリーが登場。大きなプレッシャーを物ともせず、自慢の美声で『Vision of Love』を熱唱した。

多くの観客がマライア・キャリーの美しい歌声の余韻に浸っていたが、それはほんの束の間の出来事であった。凍りつくような寒さにリポーターたちがニット帽や分厚い手袋という重装備の中、胸元をあらわにした薄いドレスでステージに立ったマライアは寒さが堪えたのであろう。2曲目を歌い始める直前に「紅茶を一口いただきたいところよ。お茶を用意するって言われていたのだけれど？」「（ないなんて）最悪だわ。」とボヤいたのだ。

「しょうがないわね。このまま続行するしかないようなので、私もみなさんと同じように紅茶ナシでいくわ。」

美しい歌声に酔いしれていた観客は、この“ディーバぶり”を目の当たりにしてリアクションに困っているようだったが、2曲目の『Hero』が始まると再び“マライア・ワールド”へと引き込まれていった。

無事に大舞台をこなしたマライアはその後、自身のインスタグラムにティーカップを持ち満足そうな表情の写真を投稿し「やっと紅茶にありつけたわ！」と記した。ちなみにこちらの写真でマライアの指に光っている大きなダイアモンドは、元婚約者ジェームス・パッカー氏からもらった婚約指輪。まるでこの後の炎上を楽しみにしているとでも言わんばかりだ。

しかし今のところは「圧巻のパフォーマンス！」「これこそ真のシンガーの姿」「次のアルバムが待ちきれない！」など、