手術を控えた娘のために中米から米ノースカロライナ州へ向けて出発した80歳の母親が、航空会社の手違いでコロラド州の空港へ到着してしまった。幸いにも6時間遅れで目的地に到着することができたものの、視覚障がいのある言葉の話せない高齢者への誤った対応に一家は不満を露わにしている。『WRAL.com』『PEOPLE.com』など複数メディアが伝えた。
エルサルバドルに住むマリア・ラリオスさん(80歳)は、米ノースカロライナ州に住む娘の脳外科手術に付き添うため2月27日、ユナイテッド航空で同州ローリー・ダーラム国際空港を目指した。
ところが乗り継ぎのヒューストンで、航空会社スタッフがマリアさんの搭乗券を別の搭乗客のものと間違えて手配し、マリアさんはコロラド州デンバー国際空港行きの飛行機に乗せられてしまった。
別の搭乗客はローリー・ダーラム国際空港へ、そしてマリアさんはデンバー国際空港へと到着したため、午後6時頃にローリー・ダーラム国際空港へ着くはずの義母を待っていた義理の娘ミッキー・パラディスさんはユナイテッド航空から手配ミスの連絡を受けた。その時の航空会社の対応に、ミッキーさんはこのように不満を露わにしている。
「義母は部分的に視覚障がいを抱えていて、母国語での読み書きはおろか英語も話せないのです。だから航空会社スタッフに搭乗券を渡された時、義母は正しい目的地へのものだと信じていました。デンバー行きの航空券を持っていないのに、どうやったら義母を別の州の便へ乗せるのかが理解できません。」
ミッキーさんは高齢の義母を1人で旅させることへの不安から、