旅客機で時おり起きるトイレのトラブル。流してはならない物を客が流した、バキュームのシステムに故障が発生した、タンクやトイレ室内に不潔な問題があったなど様々な例があるが、悪臭を漂わせたり、引き返しや緊急着陸となることも多い。ちょっと珍しい話題がノルウェーから飛び込んできた。
ノルウェーの『ダグブラデット(Dagbladet)』紙などが伝えたところによると、フライト中に機内のトイレトラブルが発覚して引き返しとなったのはノルウェーの格安航空会社「ノルウェージャン・エアシャトル(Norwegian Air Shuttle)」の旅客機で、先月27日午前にノルウェーのオスロから出発し、ドイツのミュンヘンへ向かったDY1156便である。
同エアライン通信事業部のファティマ・エルカディさん(Fatima Elkadi)が同紙に語ったところによれば、予定された2時間半弱のフライトのうち20分ほどを飛んだところでトイレの水道管にトラブルが起きていることが発覚し、引き返しが決まった機体はスカゲラク海峡上で旋回。安全な着陸のため、燃料を減らして総重量を下げる必要があったことからスウェーデンとの国境にあるヘドマルク上空まで飛び、オスロには65分後に到着した。オスロに戻った同機の水道管を整備士らが補修にあたり、再び目的地のミュンヘンに向かって飛び立っていったという。
ところがノルウェーのメディア『The Nordic Page』によれば、