海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】米ユナイテッド航空が緊急着陸 トイレに糞便を塗りつけた乗客が原因で

狭い空間である機内での野蛮な行為は迷惑この上ない。このほど米シカゴから香港へ向かう予定だったユナイテッド航空が、アラスカ州の空港に緊急着陸を強いられた。原因は、20代男の搭乗客が機内トイレ数か所の壁に自分の糞便を塗りつけるという異常行為であった。『KTVA 11』『abc7NY』『The Independent』などが伝えている。

1月4日、ユナイテッド航空ボーイング777の895便はシカゴから香港へと飛び立った。ところが機内で21~22歳とみられる米在住ベトナム国籍の男が、少なくとも2つの機内トイレの壁に自分の糞便を塗り付け、着ていたシャツを脱いでトイレの中に押し込もうとする異常行為に出たのだ。CA(客室乗務員)からの連絡を受けた機長は、香港に向かうことを断念しアラスカ州に緊急着陸する決断をした。男はCAに暴力を振るうことはなく、同機がテッド・スティーブンズ・アンカレッジ国際空港に到着する頃には座席で大人しくしていたという。

『FlightAware』によると、895便は現地時間の午後6時20分頃にテッド・スティーブンズ・アンカレッジ国際空港に着いた。その後、メンテナンスに一晩かかることでユナイテッド航空スタッフらは乗客245人全てにホテルでの宿泊を提供し、できるだけ早く目的地へ運べるよう乗客への配慮を怠らなかった。メンテナンスを終えた同機は、翌5日の午後2時頃にアラスカを離陸、乗客らはこれまでのスタッフの対応を「完璧だった」と称賛している。

一方で問題を起こした男は同空港に到着するや否や逮捕されたが、英語があまり話せないために通訳が間に入ってFBIと空港警察による事情聴取が行われた。『KTVA 11』によれば、ベトナム国籍のこの男はカリフォルニア州オークランドに住んだ後、おばと同居するためにインディアナ州に引っ越した。しかし搭乗2日前に、同州エバンズビルの刑務所を出所している事実が明らかとなっている。ベトナムの家族が母国で一緒に暮らすため、この男に片道航空券を購入したようだ。

FBIは「今後、空港警察と合同で更に捜査を進めていく」としているが、

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