愛する人や大切な人に贈る花の代表格と言えば、やはり薔薇ではないか。見た目も美しく香りも楽しめる薔薇。この薔薇の色味や香りを活かして作られたオーガニックのジャムやシロップが、このたび発売された。「有機農産物加工食品JAS」の認定を受けたジャムとシロップは、薔薇では国内初だ。興味が沸いた記者が、実際に味わってみたのでレポートしたい。
ココノエフーズが2月1日に立ち上げた新ブランド「VifRose」から、日本で初めて有機農産物JAS認定を受けた薔薇を使用した、国内初となるオーガニックローズジャム・オーガニックローズシロップが登場した。「有機農産物加工食品JAS」の称号が認定されているが、これは農薬や化学肥料などに頼らず、天から注ぐ太陽の光や雨、豊かな土壌など“自然界の力”で育てられた農産物や加工食品などに与えられる。
実際に手に取ってみると、小ぶりの瓶に薔薇のイラストやフタの上のシールが上品なイメージだ。ピンク色の方がパープルフラガンシア、黄色の方がロートレックという品種の薔薇を使用している。使用されている砂糖も有機砂糖であるのがオーガニックへのこだわりを感じる。合成香料・着色料などの余分なものは一切使用していない。
まずはパープルフラガンシアのジャムを温かい紅茶に入れてみた。ジャムからは薔薇特有の良い香りがするが、決してきつくない。ごく普通のティーパックの紅茶が、甘く少し酸味を増して格上になったようだ。溶けずに残った花びらを味わうのも良い。黄色のロートレックの方は、さらに嫌味のない上品な香りと独特の味わいがする。2種類ともシンプルにプレーンヨーグルトに入れたり、トーストにのせてみたりもしたが、