毎日頭を悩ませる服のコーディネート。流行のアイテムやカラー、TPOなどを考えながら、手持ちの服を組み合わせていくのが苦手な方は少なくないだろう。このたびルミネが、人気ファッションスタイリストを招き、スタイリングイベントを開催した。日々の着こなしに使える、おしゃれテクニックをご紹介したい。
2月17日(土)に開催されたイベント「ルミネプレミアムサービス スタイリングイベント」は、アプリ『ONE LUMINE』を利用するユーザーに向けて、定期的に実施しているプレミアムサービスの一つ。今回は、女性誌『AneCan』『andGIRL』などで活躍する人気スタイリストの川村桃子さんが、応募者の中から選ばれた2組にパーソナルスタイリングを行った。
まず「デニムのコーディネートが苦手」という参加者からの悩みを受け、川村さんが2つのスタイリングを提案した。
■コーディネート1
トレンチコート、トップス(DRESSTERIOR)/キャスケット、パンツ(Deuxieme Classe)
ヒール(Deuxieme Classe)
「パンツはデニムの王道スタイルですが、スタンダードなデニムを1本持っていて欲しいという思いから選びました。これくらい濃いインディゴなら、ジーンズでも上品に着こなせますよ」と川村さん。
インディゴデニムは、カジュアルにもフォーマルスタイルにも幅広く合わせられる万能アイテムのようだ。そこに川村さんは、上質な手触りと軽さが特徴の英国王室御用達のブランド「Lock & Co Hatters」のキャスケットを合わせた。「シンプルだけど上質なものをひとつコーディネートに取り入れるとぐっと全体が引き締まります。髪型は低めのゆるいシニヨンにするとバランスがいいです」とアドバイスする。
そして羽織りとして、定番の型ではなく、ドレストレンチコートをチョイス。人とかぶることが少なく、結婚式といったフォーマルスタイルにも合わせられるという。同じドレストレンチコートでも、腕をまくる、大きめのリボンを作り前で結ぶことで、全く違った印象になる。ひと手間加えることで、一気にこなれ感が増すプロの着こなし術は、ぜひ真似したい。
もうひとつのデニムコーディネートで川村さんがセレクトしたのが、Gジャンだ。スカートやパンプスと合わせることで、女性らしい印象の着こなしに仕上がっている。
■コーディネート2
ジャケット、Tシャツ、スカート、バッグ(Whim Gazette)
パンプス(Deuxieme Classe)
「オーバーサイズやノーカラーが断然今っぽい! 合わせたスカートはイタリア製で、エルメスやトム・フォードと同じ工場で作られているだけあって、形がとってもきれいなんです」と川村さん。
二つのスタイリングのうち、好みの方をプレゼントされるのだが、全員一致で選ばれたのは、ジーンズ×ドレストレンチだった。その後、このスタイリングに合うアクセサリーを選びに、ルミネ新宿を訪れた。普段はシンプルなアクセサリーが多いという参加者のために川村さんがセレクトしたのは、大きめかつデザイン性のある「martinique Le Conte」のピアスとイヤリングである。
「パールのピアスは上品なイメージにぴったりだし、今回選んだ黒のトップスも絶対に似合う。あと一見難易度が高そうに見えるグリーンの大ぶりなイヤリングも、ネイビーボーダーやTシャツにぴったりなので、春夏コーデに一役買ってくれる」と川村さんは話す。アクセサリーをプラスすることで、おしゃれ度がぐんとアップしそうだ。
また、午後に行われたもう一組への提案スタイルも見ていこう。