NHK大河ドラマ『西郷どん』にジョン万次郎役で劇団ひとりが出演した。2月4日の放送で主人公・西郷吉之助(鈴木亮平)が牢屋に入れられた際、先客の謎の男と出会う。11日に放送された第6話「謎の漂流者」では、その男がジョン万次郎だと分かる。
オンエアを見たビビる大木は目を疑ったようだ。番組が終ると同時に『ビビる大木(bibiruookichan)ツイッター』で「劇団ひとりがジョン万次郎!! ジョン万次郎資料館名誉館長に挨拶がない!! 聞いてない!!!」とつぶやいた。
「#ジョン万次郎 #まずは琉球 #5人で遭難、帰国は3人 #お母さんはお墓建てちゃった」とうんちくを披露、さらに別の投稿では「中浜万次郎翁生家跡」「中浜万次郎が使用した井戸」「#ワイフのジョン万次郎ネイル」などを公開して「#名誉館長って何だよ!!!」と訴えている。
ジョン万次郎は土佐高知藩知行中ノ浜村(現在の高知県土佐清水市中浜)で生まれ、14歳の時に炊係として乗り込んだ漁船が強風で遭難してしまう。無人島に漂着して143日間を生き延びた後、植物を探して立ち寄ったアメリカ合衆国の捕鯨船に救助された。
船長から才覚を気に入られて養子となり、学校にも通わせてもらえたことで多くの知識を得た彼は、卒業すると捕鯨船に乗る道を選ぶ。やがてハワイのホノルルに渡り、遭難時に一緒だった土佐の漁師仲間と再会する。
彼らと上海行の商船に乗り込み小舟「アドベンチャー号」で日本へ向かい薩摩藩に服属していた琉球に上陸、番所で尋問されて薩摩本土へ送られる。
『西郷どん』では薩摩藩の牢屋に入れられた西郷吉之助とジョン万次郎の出会いが描かれたが、