女優ユマ・サーマンがこのほど、映画『キル・ビル』の撮影中に起きたという衝撃のクラッシュシーンをインスタグラムに公開。木に猛スピードで突っ込み頭を抱える映像に「この時に負った傷は生涯癒えないもの」「許しがたい隠ぺい行為があった」と記し、制作にあたったハーヴェイ・ワインスタインらを名指しで痛烈に批判した。またこれを受け、同作品でメガホンをとりユマとの恋を噂されたこともあったクエンティン・タランティーノ監督もメディアの取材を承諾。「クラッシュ動画をユマが公開することは前から知っていた」とコメントし、自身の思いや後悔の念を明かした。
このたびユマ・サーマンがインスタグラムを更新し、映画『キル・ビル』を撮影した際に起きたという衝撃クラッシュシーンを公開。このような文章を添えた。
「この状況が起きたのは、(制作側の)怠慢によるものに他なりません。犯罪の域に達するほどです。」
「しかし、(クエンティン・タランティーノ監督に)悪意はなかったのだと私は信じています。彼はこの件を後悔し、今もなお悔いているのですから。そして彼は、数年後にこの映像を私にくれました。いつの日か公開することができるようにね。」
「監督は、(この映像を私が公開すれば)自身にも火の粉が降りかかるのを承知のうえで、私に譲ってくれたのです。彼の勇気を私は誇りに思います。そして正しいことをした彼のことも誇らしく思っているのです。」
「しかしこの件につき、隠ぺい行為があったことは許しがたいことです。隠ぺいについて責任があるのは、制作者らであるローレンス・ベンダー、イー・ベネット・ウォルシュ、そして悪名高きハーヴェイ・ワインスタインのみです。」
「彼らは嘘をつき、証拠を隠滅し、彼らがもたらした生涯癒えぬ傷についても嘘をつき続け圧力をかける道を選んだのです。」
またユマは「隠ぺいは悪意のあること」と書き制作陣をさらに糾弾したほか、