3歳で深刻な病を発症して闘病生活が始まり、様々な苦しみや激痛を味わった末にたった5歳にして車に轢かれて死亡した女の子。あまりにも短く、そして悲運が続いた少女の生涯に遺族は悲しみのどん底にある。カナダのトロントから『CTV News』が伝えた。
カナダ・オンタリオ州トロントのノースヨークにあるカトリック系スクール「St. Raphael Catholic School」の目の前で、このほど幼い女の子が車に轢かれて亡くなった。犠牲となったのはこのスクールに通っていたカミラ・デ・アルメイダ・トルカートちゃん(Camila de Almeida Torcato)。15日の午後3時20分頃、迎えに来た父親(42)とともに車に乗り込もうとしたところ無人のヒュンダイ(現代)製SUV車が突っ込んできて、2人は車と車の間に挟まれてしまった。
この車の運転手は同じスクールに子供を通わせていた母親で、事故が起きた時はスクールに向って歩いていた。パーキングブレーキをしっかりとかけずに車を離れたのか、何らかの理由でその効きが悪かったのか、あるいは車両にトラブルがあり勝手に動き出してしまったのか、今も原因について慎重な調査が続いている。
搬送先の病院にて数時間後に死亡したカミラちゃん。父親の容体も深刻である。カミラちゃんは3歳で腎臓に腫瘍が生じる小児がんと診断され、摘出手術が成功し、