ウクライナで、新年を家族と過ごすために両親のもとを訪れた一家に悲劇が起こった。アパートから飛び降り自殺をした男性が、1歳9か月の男児を直撃。救急隊員の懸命の救命処置も虚しく男児は死亡した。英メディア『Metro』『The Sun』『Mirror』などが伝えている。
ウクライナのザポリージャで、新年早々いたたまれない事故が起こった。孤児のための学校で教師をしているアナ・ポリシュチャクさんは、新年を祝うために両親の住むアパートを夫と1歳9か月になる息子とともに訪れていた。
アナさんが両親に別れを告げていた時、男児は父親に連れられて8階建てアパートの出入口付近にいた。するとその時、アパートの8階の窓から男性が飛び降り、ちょうど真下にいた男児を直撃する形で落下し死亡した。
自殺した男性はアナさんの両親の下の階に住んでいた建設作業員で、エフゲニー(Yevgeny)という苗字であることが判明した。近隣住民のセルゲイ・ボリソフさんは事故の様子をこのように語っている。
「ゴツンという大きな音が聞えました。男児の母親がアパートの外に出た時に救急車が到着し、救急隊員は必死で男児の救助に当たっていました。母親はその光景を目撃して我が子に何が起こったのか瞬時に察したようでした。母親の叫び声は壮絶で、窓を閉めなければならなかったほどです。聞くに堪えない叫びでした。」
救急隊員は「男性は自殺しようと飛び降り、男児の真上に落ちました。衝撃の強さで男児は押し潰されてしまったのです。我々は男児の心肺蘇生を試みましたが、救急車の中で息を引き取りました」と明かしている。
一方で警察は、