海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】出生時に「余命1時間」と言われた男児、10歳誕生日を迎える(英)

我が子の誕生を待ち望んでいる親にとって、医師に中絶を勧められることほど辛いものはない。英ウォリックシャー州に住むある母親は、妊娠中に双子のひとりが稀な病気であることを宣告され、医師から「生まれても命は持たない」と告げられた。だがその男児は生を受け、このたび奇跡的に10歳の誕生日を迎えた。『Storytrender』『The Sun』などが伝えている。

ウォリックシャー州ナニートンに暮らすリアン・ダニエルさん(40歳)は双子を妊娠していた10年前、妊娠31週の検査で女児ルーシーちゃんには何の問題もないが、男児ジェイミー君には頭蓋の癒合障害のひとつで脳の一部が頭蓋骨から突出している「脳瘤」があること、生まれても1時間以上生き延びる可能性は少ないこと、また生き延びたとしても深刻な障がいが残ることを宣告され、後期中絶を勧められた。

残酷な宣告を受けたリアンさんは医師の言葉に従ってジェイミー君の中絶を考えていたが、早期破水し2008年1月11日にジョージ・エリオット病院で双子を出産した。2ポンド7オンス(約1,106g)で誕生したジェイミー君を「助からない」と予測した医師らはNICU(新生児集中治療室)へ連れて行くこともなく、リアンさんに別れの言葉を告げるように伝えて別室へと促した。

しかしジェイミー君は医師の予想通りにならず、1時間経った後も生き続けたのだ。やがてミルクを口にするようになり体重も増え、1週間後には退院した。それでも外に出ていた脳の一部に変化が現れ、酷い臭いを放つ脳脊髄液が漏れ出し、常に顔を清潔にしていなければ液が固まって目を開けていられない状態に陥った。

リアンさんはなんとかして息子を救いたいという気持ちから、コヴェントリー大学病院にジェイミー君のMRI検査を要請した。その結果はバーミンガム子供病院の外科医に回されたものの、外科医からは「手術をしても命を落とす可能性があるし、手術しなければ間違いなく絶命してしまうだろう」という辛い宣告を受けた。それでもリアンさんは手術を受けさせることを選択、術後ジェイミー君は7週間入院した。その後も数回にわたり、顔の形を矯正するための頭蓋顔面外科手術を受けたジェイミー君は現在、

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