何の前触れもなく、一緒に暮らしていた恋人が自分の前から姿を消せば相当なショックを受けるだろう。それに加えて、彼氏が実は女だったという驚愕の事実が発覚し女性は二重のショックを受けている。中国メディア『Nanguo Metropolis Daily』をはじめ『Shanghaiist』『NextShark』『Mirror』などが伝えた。
中国の浙江省に住む1児のシングルマザー、ワン・チーさん(40歳)は、2016年にオンラインで“チェン”と名乗る男性と知り合った。最初はネット上での友人として仲良くなったワンさんであったが、チェンさんにしつこく交際を求められ、2016年6月から付き合うようになった。
チェンさんが年下であることに加え自分は子持ちのシングルマザー。きっと釣り合わないと思っていたワンさんだったが、2人はやがて恋に落ち、間もなく同棲生活を送るようになった。その後、チェンさんはワンさんを両親の住む海南省海口市にも連れて行き会わせていたようだ。
ところが2017年11月、一緒に暮らして半年経った2人の交際は突然終わりを迎えた。チェンさんがワンさんの前から突然姿を消したのである。同じベッドで眠る恋人関係であったとはいえ、実は2人の間には性交渉はなかったそうだ。ワンさんによると、「結婚まで(性交渉を)待ちたい」とチェンさんから言われていたという。電話をかけても繋がらず、出したメールへの返信もなく、WeChatのアカウントも変更してしまったチェンさんを、ワンさんは「きっと新しい恋人ができたのだ」と思った。だからといって、そのまま引き下がることはなかった。というのも、交際してからワンさんはチェンさんに30万元(約516万円)をつぎ込んでおり、自分のもとを去ったのならそのお金を返してもらいたいと思ったのである。
それからワンさんの執念の追跡が始まった。あらゆるところからチェンさんの居場所を掴もうと必死になった。そしてチェンさんのIDカードを発見したところ、