キレやすい大人とはこのことか。このほど米ミズーリ州で、言うことを聞かなかったからと何度も3歳女児を投げ飛ばし、頭部に激しい外傷を負わせ死に至らしめた男が逮捕・起訴された。米メディア『Inside Edition』『The Jopline Globe』などが伝えている。
酷い虐待により、またも幼児の命が奪われた。米ミズーリ州ジャスパー郡カール・ジャンクションで悲劇が起こったのは、11月27日のことだった。
ジェイレン・ヴァーデン(22歳)は、ガールフレンドの娘であるジェイダ・カイルちゃん(3歳)にパジャマを着るよう言いつけた。しかしジェイダちゃんが言うことを聞かなかったので、キレたジェイレンはジェイダちゃんを床に投げつけた。その後ベッドに2回激しく投げつけ、さらに脚を掴んで顔から床めがけて投げ飛ばした。
無抵抗な女児に暴行を加えた後、ジェイレンはその部屋を出たが、しばらくして戻るとジェイダちゃんが出血し意識がないことに気付いた。同日午後9時頃、通報を受けた警察が駆け付け、ジェイダちゃんはカンザスシティのマーシー病院に搬送されたが、頭部を激しく損傷しており4日後に息を引き取った。
12月6日に児童虐待容疑で逮捕されたジェイデンは翌日、第2級殺人と児童虐待の重罪で再逮捕・起訴された。現在は保釈金なしで拘留されているという。なおジェイデンはジェイダちゃんの母親デヴィンさんと同棲しており、捜査官らは母親への事情聴取も行っているが、この件に関しては起訴されていない。