クリスマスシーズンになるとイギリスでは各地の学校や施設にサンタが現れ、クリスマスの雰囲気を味わえることで子供たちだけでなく大人をも喜ばせる。しかしこのほど、あるサンタが多数の訪問を重ねたことで水疱瘡に感染してしまった。英メディア『Birmingham Mail』『Metro』などが伝えている。
英ウェスト・ミッドランズのオールドバリーに暮らすデイヴ・アプソンさん(71歳)は土地測量の仕事をリタイアした後、18年間“サンタ・デイヴ”として学校や老人ホーム、パーティー会場などをボランティアで回り、人々にクリスマスの喜びを伝えることを楽しみとしていた。
今年も例年にならって70件ほどの訪問予定を立て、多数の施設を訪問した。だが最後の6件を残して、なんと水疱瘡に感染してしまったのだ。デイヴさんは抗ウイルス薬と痛み止めを飲みながら12月16日から丸5日間、ベッドで過ごさなければならず、6件の訪問を仕方なくキャンセルしたという。
「71歳にもなって水疱瘡に感染したという事実にショックを受けました。みんなをがっかりさせることが一番嫌なので、訪問をキャンセルせざるを得なかったことは実に腹立たしいですよ。今はもう5日経っているので感染の心配はないと言われましたが、クリスマス明けにはもう一度医師に診てもらうことになっています。ですがまだ痕がひどいので、子供たちはこんな私を見たら逃げてしまうでしょう。クリスマスディナーを楽しみたいので、当日までには完全に回復することを願っています。」
クリスマスという一大行事の喜びを人々に分け合うことを自身の喜びとし、特に子供たちの笑顔を見るのが大好きだというデイヴさん。サンタの衣装もバーミンガムのクイントンにある店で1,200ポンド(約18万円)を費やした特別仕立てで、