ネガティブなイメージが多く付きまとうSNSだが、このほど素敵なニュースがアメリカから飛び込んできた。あるソーシャルゲームアプリを通してオンライン上で知り合った22歳男性と86歳女性が顔を合わせ、友情を深めたのである。男性がツイッターにその様子を投稿すると、多くの反響を呼んだ。『Inside Edition』『Metro』などが伝えている。
ニューヨークのハーレムに暮らすスペンサーさん(22歳)は、アルファベットが書かれたコマをクロスワードパズルのように縦・横に並べて英単語を作り、点数を競い合うスクラブルタイプのソーシャルゲームアプリ「ワーズ・ウィズ・フレンズ(Words With Friends)」で複数のゲーム相手と得点を競いあうことに夢中だ。このゲームは幅広い年齢層に楽しまれているようで、昨年から対戦相手として度々登場していたのがフロリダ州の高齢者居住地域(リタイアメント・コミュニティ)住むロズさん(86歳)だった。
スペンサーさんは今のところロズさんに210勝114敗でリードしているが、2人はオンライン上ですっかり仲良くなった。しかし所詮、ネット上での友情である。現実で友人関係を築くことなど困難と思いきや、このほどスペンサーさんはロズさんに会いにフロリダ行きを決行した。
スペンサーさんにとって初めてのフロリダへの旅は、ニューヨーク市リバーサイド教会のエイミー・バトラーさんが協力し同行した。そしてスペンサーさんは、初めて対戦相手ロズさんと顔を合わせたのである。
64歳という年齢差ではあるが、実際に会って友情を深めた2人を見たエイミーさんは「2人の初めての出会いはとても素晴らしいものでした」と語っており、