野生動物を囲い、客のためにパフォーマンスをさせるサーカス団体への批判は多い。このほどロシア極東地で開かれたあるサーカスの写真をSNSで見た人たちが、太ったメスライオンの姿を見て「虐待では」と非難が巻き起こった。『Siberian Times』『Mirror』『Metro』などが伝えている。
ウラジオストクのサーカス「Vladivostok Circus」のライオンショー「Empire of Lionesses(エンパイア・オブ・ライオネス)」が物議を醸している。このショーでパフォーマンスを強いられているメスライオンが肥満状態であることが問題視されているのだ。
SNSで問題となった写真を見ると、2本足で立たされているメスライオンの姿は体全体に脂肪がたっぷりとついている。明らかに不健康そうなメスライオンの姿を見たユーザーからは「虐待だ」という声の他に以下の意見があがった。
「観客にではなく、獣医に見せるべき。」
「ジム通いをさせた方がいいんじゃないか。」
「動物をいじめるのは止めて。火の輪をくぐらされたり2本足で立たされたりしたくないのよ!」
「サーカスの連中は、野生動物を間抜けなピエロに仕立てている。」
「いったいいつになったらサーカスが禁止になるんだ!」
さらには動物愛護運動家も、検察局にメスライオンの健康診断を要求した。これらの批判を受けて、