海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】パンダ風に染めたチャウチャウ犬を出演。動物虐待でサーカスに罰金。(伊)

「とにかくそんな風に見えればOK、天然も人工もおかまいなし。適当にゴマかしましょう」といった国民性ではないと怒るイタリア人たち。サーカスの犬が“パンダ風”に染められてショーに出演していることをこの国の人々は許さなかった。

このほどミラノに近いブレシアで、イタリア国内を巡業しているサーカスの一座について、犬を子供のパンダに見せる目的で毛を白黒に染めていたとして森林警備隊の捜査のメスが入り、罰金刑となったことが伝えられている。中国のペットショップでは少し前に、トリマーにより毛を白黒に染められた“パンダドッグ”なる犬が販売されて人気となっていたが、国民性の違いかイタリアの人々は「私たちはそういうことを善しとしない」と不快感をあらわにしている。

この画像は英メディア『theguardian.com』が伝えているその記事のスクリーンショット。情報を聞きつけた森林警備隊は獣医を伴って現場に踏み込み、体と顔にパンダの特徴である黒と白の模様に染められた2頭のチャウチャウ犬を発見した。健康は確認されたものの犬はカメラのフラッシュを大変嫌がっており、スポットライトが強く当たるショーでも相当のストレスを感じていたことが察せられる。

こうした行為は動物虐待に相当するとして罰金刑を言い渡されたサーカスの一座であったが、この犬について彼らは「ハンガリーから輸入し、現在生後6か月」と説明するも、獣医の診察によりそれよりかなり幼いことが判明。書類も偽造されている可能性が高いことからさらなる取り調べが続いている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)