なんでも“それ”風に見えるものを作り、それなりに売れてしまうあたり、さすがは中国と申し上げるほかない。四川省のあるペットショップで、まるでパンダに見えるよう白黒模様が着色された犬が販売され、話題をさらっているもようだ。
英メディア『デイリー・ミラー』が伝えているところによれば、中国・四川省成都で“パンダ風の犬”を売っているペットショップが大繁盛の兆しをみせているそうだ。パンダは中国の人々にとってもマスコット的存在で大人気。そのチャーミングな外見を犬で再現できないものかと、店主のHsin Ch’enさんはフワフワな毛並みが自慢のチャウチャウ犬に繊細なグルーミングおよび着色を施し、あっという間にパンダ風に変身させたという。
「10年前、中国の人々にとって犬は食べる物でした。でも今は人生のパートナー的存在で、ラブラドールやフレンチブルドッグが人気です」と話すChe’nさん。こうして誕生したのが“パンダドッグ”である。約1か月半はこの白黒模様を維持できるが、ずっと楽しむためにはメンテナンスが必要となるため再び来店して欲しいとのこと。中国国内でも、得体の知れない化学物質の使用は嫌われる傾向にあり、動物愛護の精神に反することはしたくないとChe’nさん。着色は天然系の染料を使用している。そのためなかなかの経費がかかり、購入者については中産階級以上を対象としたいもようだ。「それでも皆さん喜んで財布のひもを緩めてくれますよ。街を歩いていて、“うちはパンダドッグを飼っているんです”なんて知り合いに自慢できる。バンバン売れそうです」と商売っ気もタップリである。
※ 画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)