マイケル、ジャネット、ラトーヤ、ジャーメインをはじめ、大勢のわが子に音楽を叩き込んだ“ジャクソン・ファミリー”の父ジョー・ジャクソン(=ジョゼフ・ジャクソン)さん。体罰や虐待行為で子供たちを怖がらせていた過去があれこれ取り沙汰されたが、音楽プロデューサーとしての腕と売り込みの押しの強さは確かなものであった。そんなジョーさんもすでに89歳。寄る年波には勝てないのであろう。このほど投稿したビデオメッセージの内容がちぐはぐであったことから、認知症を疑うべきか年齢相応の混乱か、それとも…と物議を醸している。
故マイケル・ジャクソンの父ジョーさんは、89歳にして今なおSNSで人々と交流することを楽しんでいる。さすがは“キング・オブ・ポップ”を育てただけのことはあり、音楽に関する話題とあれば若い世代相手にたっぷりと熱弁をふるうというから、まさに「私の目の黒いうちは」というタイプなのであろう。そんなポジティブでアグレッシブな性格はボケ防止に大いに役立つものである。ところが…!?
Twitterの自身のページで13日、“To my grandson Blanket. A personal video message from me. Love you.”と綴りビデオメッセージを投稿したジョーさん。贈った相手はマイケルの忘れ形見で唯一彼の血を引いているとされる次男のブランケット・ジャクソン君で、ジョーさんにとっては可愛い孫にあたる。ところがどうも内容はマイケルの長男プリンス・ジャクソン君(20)に関するものであったようだ。
「健康に気を付けるんだよ。バイクに乗るのはもう止めなさい」と優しく話しかけるジョーさん。実は今月2日、プリンス君はロサンゼルス市内でバイクの自損事故を起こし、UCLA付属病院へと搬送されたが幸いにも軽傷で済んでいた。その事故から10日以上経ってからのお見舞いビデオメッセージだけにやや違和感があるが、これはジョーさんが残念ながら親族においてはやや浮いた存在で、ファミリーに関するニュースを知るのはいつも最後になるからであろう。また認知症を疑う声もあるが高齢者には勘違いもよくあるため、そこは何とも判断しがたいのではないだろうか。