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ペットと一緒に泊まれる宿泊施設は世界中で増えているが、果たして“ペット”とはどんな動物でも当てはまるのだろうか。追加料金を払い、馬と客室で寛いだ女性のニュースがアメリカから届いた。
カナダ・オンタリオ州在住の女性調馬師で騎手のリンジー・パートリッジさん(Lindsey Partridge、31)は10月4日、引退競走馬のイベントに出場するため愛馬“ブリッズ”(Blizz、5)と米ケンタッキー州レキシントンへと向かっていた。前の晩、同州ジョージタウンにある大手モーテルチェーン「スーパーエイト(Super 8)」にチェックインする際、他の宿泊客が犬を連れていたのを目にしたリンジーさんは、冗談交じりに「ペットOKというのは、馬にも通用しますか?」と訊ねてみた。するとフロントの女性スタッフからはこう返ってきたという。
「構いませんよ。どうぞ、馬を連れてきてください。」
想定外の返答に驚いたリンジーさんは、思わず二度確認してしまったそうだ。そして「彼女の気が変わってしまわないうちに」と急いで外のトレーラーからブリッズを連れてきた。
リンジーさんは、モーテルでのチェックインからブリッズと部屋で仲睦まじく寄り添いながらテレビ鑑賞をするまでの様子を、Facebookに公開している。
「こんな風に一緒に部屋で寛げるなんて最高だと思わない? クッキーもあるし、テレビだってあるわ。ほんと最高よね。でも明日は大事な試合があるから、ぐっすり眠らないと。わかった?」
まるで我が子に語りかけるように、優しい目でブリッズを見つめるリンジーさんが印象的だ。しかし狭い客室ではぐっすり眠れないであろうし、思わぬ“アクシデント”に見舞われてしまった場合のクリーニング代を考えて結局、ブリッズはトレーラーで一晩を明かしたとのことだ。