精神疾患と産後うつを患いながら3人の子供と暮らしていた母親に、社会からのサポートの手は差し伸べられなかったのだろうか。このほど米ジョージア州で、母親が2人の幼い息子をオーブンに入れて焼死させるという残忍な事件が起こり、身内や近隣住民らは悲しみを隠せない。『Inside Edition』『CBS46 News』『abc11.com』などが伝えた。
米ジョージア州フルトン郡に暮らすラモーラ・ウィリアムズ(24歳)は、10月12日深夜から13日午後11時頃の間、息子ジャカルター・ペン君(1歳)とケイヨンティ・ペン君(2歳)を自宅アパートのオーブンに押し込め、スイッチを入れた。
その後ラモーラは、別居している子供たちの父ジャミール・ペンさんにビデオチャットを通して「子供たちは死んだ」と伝えた。床の上に倒れている子供たちの映像を見たジャミールさんはすぐに警察へ通報した。
13日の夜、ラモーラのアパートを訪れた警察は3歳の長男と幼い子供2人の遺体を発見した。長男は無傷だったという。ラモーラは警察に「3人の子を姉に見てもらっていたので、11時間ほど家を留守にした。帰宅すると下の子2人が無反応だった」と供述したが、近隣住民らの証言と証拠により真実が判明し、ラモーラは殺人罪と第一級児童虐待の罪で逮捕された。