「ジョーク」のつもりでやったことでもさすがに限度が過ぎたようだ。このほどアルゼンチンに住む10代両親が、まだ幼い我が子にタバコやビールを勧めている様子を撮影した動画がSNSで拡散され、猛批判を浴びている。『The Independent』『Metro』などのメディアが伝えた。
アルゼンチン北部にあるフォルモーサからショッキングな映像がSNSで拡散された。3歳ぐらいと思われる女児が座り込んでいるそばで、17歳の母親と18歳の父親があろうことか女児にタバコやビールを勧めている姿がカメラに捉えられた。
動画で女児は頭を揺らしており、すでに泥酔しているかのような状態で時に倒れそうになっている。そこへ笑い声とともに母親らしき女が女児にタバコを勧めており、口にしないとわかると今度はビールを飲むように話しかけているようだ。
このニュースを報じた各メディアでは、動画の状況から「目に見えて女児は酔っている」という解釈をしているが、疲れて居眠りをしているように見えなくもない。いずれにせよ、幼い子供の前で酒やタバコを目の前に突き出す行為は親として許されるべきことではない。
この両親は動画がSNSで拡散されたのをきっかけに逮捕された。しかし「ジョークで撮影しただけ」「アルコールやタバコを実際に与えているわけではない」と話しているという。この親が大麻を吸わせようとしていたという情報もあり、警察は少年事件専門の検察当局と児童省事務局スタッフらと連携して女児を保護した。