
アルコール依存症と思われる人物がスクールバスを運転し、仕事の合間にバッグにしのばせた酒瓶をこっそりと取り出してちびちびとやり、またハンドルを握る。わが子の命を預ける保護者にとってこれほど怖いことはない。呆れた女の運転手の話題を米ジョージア州から『Monroe Local News』が伝えた。
アトランタの東に位置するジョージア州ウォルトン郡のローガンビルという町で21日、キャロル・アン・エザーリッジという49歳のスクールバス運転手がDUI(アルコール・薬物の影響下の運転)につき逮捕された。郡保安官事務所の発表によれば、バスは当時31人の生徒を乗せてローガンビル中学校に向かっていたが、生徒の1人が母親に電話で「時速70マイル(=112キロ)ものスピードを出したり蛇行したりする」と危険な運転ぶりを告げ、通報により警察が当該のバスを追った。
逮捕された時、エザーリッジのバッグにはテキーラの大きなボトルとウォッカの小瓶、そして処方薬が入っており、検査により血中アルコール濃度は法定上限の0.04を超す0.043と判明した。子どもたちの命を危険にさらした罪は重いとして罪状はDUIのほか16件にもおよび、エザーリッジの身柄は郡拘置所に送られて25,000ドルの保釈保証金が設定された。