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ブラジル東部の沿岸の町で数日前、奇妙な形をした雲が突然現れた。大きな地震など不吉なことが起きる前兆として上空にミステリアスな雲が現れることもあるため、人々は「軽視できない」と大騒ぎになっていたもようだ。
歯科医などが使用する切削研磨バーのような形をした、燃えるようなオレンジあるいは紅色とたとえられたその細長い雲。リオデジャネイロから900kmほど北東に位置する沿岸の町テイシェイラ・デ・フレイタスの上空に現地時間の17日午後、こんな奇妙な雲が現れて市民を騒然とさせた。撮影された写真や動画はSNSであっという間に拡散したが、雲は5分ほどで跡形もなく消えてしまったという。
角度によってはプラスドライバーの鋭い先端のようにも見えたというその雲。晴れわたる空の一点から突然何かが落ちてきたかのようでもあった。日没時の赤い雲はそう珍しいものではないが、形が奇妙であるだけに市民は「これは竜巻か隕石か」と大騒ぎしたとのこと。英メディア『Daily Mail』などが、後に地元の気象学者がその雲について「大気中の塵を多く含んだ“dust cloud”と考えられる」と解説したことを報じている。