海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】「400人の命を守るため」不発弾を抱え1km走った警察官(印)<動画あり>

多くの人の命を守るため、危険を顧みず不発弾を持ったまま学校から1キロ離れた場所まで疾走した警察官のニュースがインドから飛び込んで来た。勇気ある行動を取ったこの警察官の映像は、SNSで拡散しているもようだ。

マディア・プラデーシュ州サーガル地区のチトラという小さな村で8月25日の午後12時50分頃、匿名の電話で「村の中学校の裏庭に爆弾がある」という通報が警察に寄せられた。駆けつけた警察官の1人、アビシェーク・パテル巡査長(40歳)は、すぐに400人以上の生徒たちを避難させ、長さおよそ30cm、重さ10kgもある不発弾を素手で掴み、学校から1kmの距離を駆け抜けて水路に捨てた。

2児の父でもあるパテル巡査長は、不発弾を発見したのは今回が初めてだと言い「もし爆発すれば、半径500メートルほどのエリアが巻き込まれることになったでしょう。とにかくできるだけ周辺地域の住民や学校から遠ざけ、巻き添え被害を避けるために砲弾を抱えて走りました。かなりの危険を伴いましたが、400人の生徒の命を守ることの方が私1人の命よりもずっと価値があることだと思ったのです」と話した。

実はこの事件の数日前にも同地区バンナッド村で似たような砲弾が発見されており、警察は「砲弾は不発弾で古かった。誰が通報をしてきたのかはわからない。学校の近くに軍の射撃練習場があるが、どのようにして学校の裏庭で発見されたのかは、現在捜査中である」と述べている。

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