食品に異物が混入する事件は世界各地で発生しているが、このほどスコットランドのスーパーでブロッコリーに紛れ込んでいたのは、なんとトカゲだった。ブロッコリーはスペイン産とあって、スコットランドまで飛行機の旅をしてきたトカゲとして話題になっている。
英メディア『Metro』によると先月11日、イギリスを拠点とするスーパーマーケット「アズダ(Asda)」ラナークシャー店のスタッフがスペインから配送された野菜のパッケージを開けた後、我が目を疑うこととなった。セロファンでパックされたブロッコリーの中に、生きたままのトカゲがいたのだ。
ブロッコリーとともにスペインから飛行機でやって来たこのトカゲは、日本ではイベリアカベカナヘビ(Iberian wall lizard)と呼ばれている種で動きがとても機敏だという。それゆえブロッコリーのパッキングの際に一瞬で紛れ込んでしまったのだろう。
トカゲは身動きが取れない状態でブロッコリーを食べながら旅をしてきたとみられているが、その後“ブロック”という名前が付けられ健康を取り戻しているそうだ。
スコットランド動物虐待防止協会(Scottish SPCA)のフィオナ・ヘンダーソンさんは、『Metro』のインタビューで次のように話している。